寒くて出かけたくない…冬になると「スイッチが切れる」人も
気温と共に、外へ出る気持ちも低下する人が…
街にはイルミネーションが灯り、夜空の星もきれいに見える日が増えてきた。
その一方で、寒さがグッと厳しくなるこの時期、空気や風の冷たさに外出も億劫になりがち。
しらべぇ編集部では、全国の20~60代の男女1,328名を対象に「冬は外に出たくない」人の割合を調査した。
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「冬は外に出たくない」人は、全体で60.8%。6割を超える人が「寒いから、外に出たくないなあ」と、思っているもよう。
男女別では、男性が53.7%に対して、女性は67.8%と14ポイントも女性が高い割合に。
性別・年代別では、
60代を除いて、いずれの年代も女性が10ポイント以上男性を上回り、最も多かったのは30代女性で8割に迫る78.4%。男女差では、20代が20ポイント以上と大きな開きが出た。
また、南北に長い日本では、地域によって気温差も大きい。そのため、地方別で比べてみると、
北海道の60.9%、東北の71.6%を上回ったのが、中国地方と九州・沖縄。
比較的寒さが厳しいエリアも含まれる甲信越が最も低く、寒いエリアよりも暖かな九州・沖縄などのほうが、「寒いのムリ」となりやすい傾向のようだ。
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■冬はスイッチが切れる
実際に「冬はできる限り、外に出たくない」人に話を聞いた。
「基本的にはアクティブなほうで、一人でもあちこち外出するし、友達とスポーツを楽しむことも多いのですが、とにかく寒いのが苦手。昔からの友達には、『冬になると、スイッチが切れるよな(笑)』と言われています。
社会人なので、もちろん会社には行くし、冬だからって仕事は普通にしますけど、個人的には何もしたくなくなるというか…調子が出ない感じで、確かにスイッチ切れちゃってるのかも。できるんだったら、冬のない国に移住とかしたくなりますね」(30代・男性)
「とにかく冷え性だし、寒いのが嫌いです。仕事はイヤじゃないけど、通勤のために朝の寒い外を歩かないといけないのがつらくて、行かなくていいんだったら、本当は会社にも行きたくない…。
休みの日には予定がなくても、平日できない買い物をしたり、用事を済ませたりしないといけないのに、外へ出たくなくてグズグズしている間に日が短いから暗くなっちゃって、ますます億劫になって『あー。あれとこれを片付けるはずだったけど、もう来週の週末でいいや』という感じになりがち。
なんとなく、そういうパターンになる自分はわかっているんで、金曜の仕事帰りに深夜営業のスーパーに寄って、最低限の買い出しをするんですけど、そういうのがまたダメ度を増す要因になっている気がします」(20代・女性)
寒さだけでなく、日が短いせいで早い時間に暗くなり始め、ますます「出たくない」気分になるのはありそう。
また、「コタツを出すと動けなくなるので、思い切って処分した」という人もいたが、「暖房の効いた部屋からは出られないから、あまり意味がなかった」とのこと。
とはいえ、これから年末にかけて日々慌ただしさが増す時期。そうそう出かけずにはいられないだけに、せめて暖かい服装で乗り切るしかなさそうだ。
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1.328名(有効回答数)