不法侵入に問われることも… 雑居ビルのトイレを勝手に借りる人たち
雑居ビルのトイレを勝手に使うのは、厳密にいえば違法行為である。
外出先でトイレに行きたくなったときには、公衆トイレを探すものだ。中には雑居ビル内にあるトイレを、無断で借りる人も。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「外出中のトイレについて」の調査を実施。
「トイレをするためだけに、雑居ビルに入ったことがある」と答えた人は全体で40.8%。多くの人が、こっそりとトイレを借りているのだ。
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■年を重ねるほどに度胸が出る？
性年代別では、年代が上がるほどに多くなっている。
若い世代では、雑居ビルに入るのが怖いとの意見も。
「雑居ビル自体が、なんか怖い感じがして…。よほどの用がない限り、入ることはない」（20代・女性）
しかし年齢を重ねると、肝っ玉が座ってくる。
「お店とかが入っているところなら、商業施設のトイレ感覚で使わせてもらう。あまり人もいないから、穴場な感じ」（40代・女性）
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■雑居ビルのトイレを借りるのは違法か
雑居ビルのトイレを借りる行為は、厳密には違法行為である。他人の敷地に、無断で侵入しているのだ。
「会社ばかり入っているようなところは、警備員に怪しまれるんじゃないかな。雑居ビルの近くにはコンビニがあるはずだから、素直にそこで借りればいいと思う」（40代・男性）
例えそのビルにお店が入居していても、トイレの利用を正当化するのは難しい。
「エステや雑貨店などが入居しているところもあるけれど、あくまでもお店を利用してくれたお客さんのためにあるトイレ。用もないのに勝手に入るのは、不法侵入に問われてしまうかも…」（30代・女性）
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■飛び込み営業で慣れた男性
無職・家事手伝いよりも、会社員のほうが若干多い結果である。
無職ならあまり家から出る機会がないのもあるが、見知らぬビルに入るのには勇気がいる。そのような度胸が、なかなか発揮できないのもあるだろう。
一方で、会社員の中でも、営業をしている人たちは強い。
「飛び込み営業のある会社で働いていたときには、よくわからない雑居ビルにも平気で入っていた。そのおかげで度胸がついたけど、もうやりたくはないな」（30代・男性）
雑居ビルのトイレは空いていて快適かもしれないが、無用なトラブルに巻き込まれないためにも、避けたほうがいい行為だ。
（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,357名 （有効回答数）
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