男性の欲望につけ込み金品を奪う美人局 被害経験を聞いてみると…

女性から男性を誘い、金品を奪う美人局。被害経験者に話を聞いてみると…

2018/03/17 12:00


(Vasyl Dolmatov/iStock/Thinkstock)

女性が男性をホテルに誘い込み、「行為」が終わったところで夫や彼氏と名乗る男が因縁をつけ、金品などを脅し取ろうとする「美人局(つつもたせ)」。

昔から存在する行為だが、昨今は出会い系アプリなどの普及もあり、被害報告が後を絶たない。

男性の性的欲求を利用した犯罪に、引っかかった経験のある人はどのくらい存在しているのだろうか?



■美人局に遭ったことがある?

そこで、しらべぇ編集部では全国の20代から60代の男性669名に、美人局の被害経験について調査を実施。

結果、「ある」と答えた人は全体で10.0%。年代別で見ると、20代が最も多く19.7%となり、年代が上がるごとに経験者が減少していく。

1割以上の人が被害に遭っているのは、ちょっと多く感じる。


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■経験者に話を聞いてみると…

どのようなシチュエーションで美人局に遭遇したのか? 被害者に話を聞いてみた。

「出会い系アプリで知り合った自称・人妻女性が、かなり容姿端麗。しかも最初から積極的に『会おう』と迫る。旦那と上手くいってないとかで。疑う気持ちもあったから、個人情報の分かるものはすべて家に置いた状態で会うことにしたんです。


そしたら、相手からいきなり『ホテル行かない?』と。明らかに怪しい! とは思いつつも、欲望には勝てなくて…。


行為が終わってホテルから出ると、怖い人たちが近寄ってきて『俺の嫁になにをしてるんだ』と脅された。『会社にバラすぞ』『家族に言うぞ』などと言われましたが、毅然とした対応を心がけて。頑として金銭を支払わず、警察を呼ぶと、女性と一緒に去っていきました。


思い出すと、ちょっとゾっとします。妙に積極的な女性は気をつけたほうがいいです。また、出会い系アプリの女性と会うときは、免許証などの個人情報がわかるものは持ち歩かないことをお勧めします」


出会い系アプリを使っている女性すべてが美人局ではないが、被害者は確実に存在する。女性からの上手い話には、くれぐれもご用心。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2017年9月29日~2017年10月2日
対象:20代~60代の男性669名(有効回答数)
詐欺男性女性調査被害出会い系アプリ
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