病院やお店にあるウォーターサーバー 利用する人が少ない理由
最近、設置されているところが多くなったウォーターサーバーだが、利用者は意外に少ないようだ。
ウォーターサーバーを置き、自由に飲めるようにしているお店や病院が増えている。業者の営業努力が大きな要因だが、顧客満足に繋がっているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名に「飲料水について」の調査を実施。
「病院やお店に置いてあるウォーターサーバーをよく利用する」と答えた人は、全体で18.2%と少ない結果である。せっかく設置をしているのに、使わないとはもったいない。
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■無料のものは利用する主義
性年代別では、20代男性が一番多くなっている。
まだまだ代謝のいい年代には、とても助かる存在だという。
「夏場とかの暑い日は、本当に助かる。数杯飲んでしまうこともあるから、ちょっと申し訳ないなとは思うけど…」(20代・男性)
また無料であるところも、大きな利点である。
「無料のものは、なんでも利用する精神なので」(20代・男性)
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■潔癖症だからペットボトルに水を入れて…
ウォーターサーバーを使用しない理由に、「潔癖症だから」との意見を上げる人もいる。
「私自身がちょっと潔癖症なので、外でみんなが使うものがあまり好きではない。衛生面もちゃんと対応しているんだろうけど、どうしても不安になってしまって…。
なのでペットボトルに水を入れて持ち歩き、それを飲んでいる」(30代・女性)
「ペットボトルの使いまわし」のほうが、雑菌が繁殖すると言われている。しかし彼女の場合、気持ちの問題が大きいのだろう。
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■専業主婦がウォーターサーバーを使わない理由
職業別では、学生が3割と高い割合に。
一方で、専業主婦が少ないのは、意外な結果だといえるだろう。家計を任された主婦にとって、節約は重要なところ。無料で使えるウォーターサーバーは、魅力的ではないのだろうか。
「病院での待ち時間は、長時間になることも多い。そんなときには目の前にあるウォーターサーバーが気になるけど、誰も飲んでないのに自分が率先して使うのが恥ずかしくて…」(20代・女性)
学生と専業主婦(夫)の違いは、羞耻心の感度も関係しているようだ。
「私が飲んでいたら次々と利用し始めたので、みんな遠慮をしているだけなんだなと思った」(30代・女性)
心の中では飲みたいと思いながらも、遠慮をしている人が多いのかも。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名 (有効回答数)