社会にとって善か悪か？ 大人げない人の存在価値とは
大人になるって、いったいどういうことなのだろうか…。
元マイクロソフト日本法人の社長も勤めた実業家の成毛眞氏の著書に、『大人げない大人になれ！』がある。柔軟なアイデアは、子供っぽい思考があるからこそ生まれる…というものだ。
それが仕事に生かされていればいいが、単純に「子供から成長できていない」大人が増えているのも事実。
そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査してみた。その結果、「大人げない大人が増えたと思う」と答えた人は、全体で69.9％。多くの人が、子供っぽい大人ばかりだと思っているのだ。
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■おじさんと合コンをした20代女性の感想
性年代別では、どの年代も女性の割合が高いのが印象的である。
いい年をした中年男性でも、合コンにいくことはあるだろう。
「友達に誘われた合コンに行くと、40代前後のおじさんばかり。結婚している人もいて、『なんなの、これ？』って思った。
おじさんたちは若ぶりたいのか、自分たちの学生の頃みたいなノリを出されて、痛々しい感じに…。しかも割り勘だし、疲れただけだった」（20代・女性）
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■いい意味での大人げない大人
もちろん、いい意味で「大人げない大人」も存在している。
「ちょっと独特な、会社の先輩。普通の人じゃ思いつかないことをぽんぽん提案してくる。あれが『大人げない大人』なんだろうなあ…っていつも思う。周りは振り回されて、ちょっと大変だけどね」（30代・女性）
「老害よりは、大人げない大人のほうがいいかな。どうでもいいマナーを細かく注意する人よりも、アイドルの追っかけやってるなんてほうが好感が持てるから」（30代・女性）
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■独身者を批判する既婚者
既婚者のほうが、大人げない大人が増えたと思っている。
結婚をしている人が、独身者の批判をするのはよく耳にする話だ。
「ずっと独身で好きなことをしていると、結婚をしている友達から遠回しな嫌みを言われることもある。その一方で、家庭がある大変さをアピールしてくるから、『自由でうらやましいんだろうな』と思うようにしている」（30代・女性）
このような話になると、「大人とは、何なのか？」と考えさせられる。
（文／しらべぇ編集部・ニャック）
対象：全国20代～60代の男女1,357名 （有効回答数）
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