フリーランスは何も生み出せない? 大企業を辞めた友人への主張に反論
会社員とフリーランス。異なる生き方のどちらが結局いいのか。
働き方改革が進む昨今、会社員の中には「フリーランス」に憧れる人も少なくないだろう。だが、サラリーマンとして生きていくことを選んだ人からは、その働き方が「逃げ」のように思える場合もあるようだ。
「はてな匿名ダイアリー」に投稿された「会社を退職し、フリーランスになると宣言した友人を論破した話」というエントリーが物議を醸している。
■優秀な友人が退社してフリーランスに
大学時代のゼミ仲間と、卒業以来3年ぶりに飲んだという投稿者。その友人は当時から聡明で、就活でもとくに苦労することなく名の通った企業の内定を得て就職したのだが、この度退職したのだとか。
そして投稿者が辞めた理由を聞くと、友人は会社の仕事が嫌になって辞めたわけではなく、「仕事が好きだからこそ、このままじゃいけないと思った」のだと語る。
彼は「一社員のやれることは限られて」おり、「意見を通すのは時間がかかる」。また、「定例会議や事務作業など、仕事とは関係ないことに時間を取られる」と語り、そのような大企業ゆえの面倒な部分に嫌気が差したと語った。
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■企業でこそイノベーションは生まれる?
そんな友人に対し、投稿者はiPhoneやテスラの自動運転車、ルンバ、ドローン、ペイパルなど、ここ最近で世の中にインパクトを与えたものの共通点を「全部企業が作っている」と指摘。企業が集合知で革新的な製品を生み出していると述べた。
なお、投稿者は友人が辞めた企業よりワンランク格下の企業で働いており、「社内政治にも打ち勝ち、突破したものが社内のリソースをフル活用してすごいものを生み出す」「だから、僕は辞めない」と持論を展開したのだった。