誰でもユーチューバー気分? ネット上への動画投稿、若者にはもはや当たり前に
動画を取り巻く環境も、今後どんどん変化していきそうだ。
インターネットの世界は文字だけでなく、画像や動画を活用するのが当然のようになっている。そこでしらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,328名を対象に調査を実施。「ネット上に動画をアップしたことがある」と答えた人は、全体で12.3%。全体的には、まだまだ少ない。
■YouTubeだけでなく各SNSにも
性年代別では、やはり男女共に20代が一番多い割合になっている。10代の「動画ネイティブ」と呼ばれる世代が育っていく中で、負けてはいられないとの声もある。
「知り合いの中学生が、ユーチューバーみたいな動画をアップしている。再生数はさすがに少ないけど、動画編集の技術が思ったよりもちゃんとしていて驚いた。『自分ももっとがんばらないと』と、いい刺激を受けている」(20代・男性)
YouTubeまではいかなくても、SNSに動画をアップしたことがある人は多いだろう。
「YouTubeにアップするのはちょっと躊躇してしまうけど、TwitterなどのSNSなら気軽にアップできる。画像よりも動画のほうが、見てくれる人も多い感じだし」(20代・女性)
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■顔出し動画にはリスクも
一方で年代が上がると、動画どころかインターネットにまだまだ怖さを覚える人もいる。
「最近スマホに変えたばかりなので、未だに『ネットは怖いもの』って認識が取れなくて。最初は動画を観るのでさえ、躊躇していたくらい。今でも公式でないものは、観るのをためらう。動画アップなんて、まだまだ遠い道のり」(50代・女性)
顔出しで動画をアップすることは、やはりそれなりにリスクもある。
「中学生の甥っ子が顔出しした動画をYouTubeにアップしていて。私は『特定されないかな?』と心配していたんです。しばらくすると親に止められ、動画をすべて削除させられていた。かわいそうだけど、リスクを考えると仕方がない」(40代・男性)
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■インスタ女子は動画も好き
インスタ映えを意識している人は、半数以上がネット上に動画をアップした経験がある。Instagramには、画像だけでなく動画も投稿できる。中でも、24時間で消える「ストーリー」に動画をアップしている人は多い。
「ストーリーは消えるのが前提だから、気軽に撮った動画をアップする場所ってイメージ。インスタ自体への投稿はもっと厳選した画像って感じで、使い分けしている」(20代・女性)
動画を自由に操る世代が社会に出て、どのようにビジネス活用するのか? など、動画を取り巻く環境も、今後変化していきそうだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,328名(有効回答数)