長嶋一茂、「父・茂雄を切り捨てた巨人軍」に復讐するためにしたこととは
父、長嶋茂雄が監督を辞任して、「球団に切り捨てられた」と思い、巨人への復讐心でプロを目指す。
25日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBSテレビ系)で、元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂が、プロ入りまでのエピソードを披露。そのエピソードにネットでは驚きの声が上がっている。
■小学生からのブランクでも
一茂といえば、プロ野球界のミスターレジェンド・長嶋茂雄を父に持ち、自身もヤクルト・巨人でプロとして活躍。
小学校4年の時に、父に憧れて野球を始める。しかし、世間からの異常な注目やプレッシャーに耐え切れず、初めてからわずか1年で辞めてしまう。
中学3年の頃、父の茂雄が読売巨人軍の監督を辞任。それを、一茂は「父は球団に切り捨てられた」と思ったという。高校生になった一茂は、父を切り捨てた巨人に復讐をするべく、「巨人に入ってすぐに辞めてやる」と、決意。
そこから一茂のプロ入りへの猛練習が始まるが、さすがに小学生からのブランクもあり、初めはキャッチボールすらままならなかったという。
それでも諦めなかった一茂は、努力の末、3年の時には強豪校の立教新座高校で4番バッターとキャプテンを任されるまでに成長。
高校卒業後は、立教大学に入学し、「日本学生選抜の4番」「ベストナイン」など、大学でも華々しい成績を残し、卒業後には見事ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団。
そしてプロ6年目に父と同じ巨人軍への入団も果たしている。
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■偉大すぎる父と比べられ
「長嶋茂雄の息子」ともなればマスコミだけではなく、周囲の期待も高まるのは当然である。小学生時代に入ったチームの監督からは、当時巨人軍の監督に就任した父茂雄と同じ背番号「90」とサードのポジションを託されたという。
小学生で1度、野球を辞めている一茂は、当時の心境を「周りの子供たちと同じように野球をしたかった」と、話す。プロ入っても当たり前のように父と比べられる毎日。
しかしインタビュアーからの「お父さんの存在があるから、プレッシャーはすごいのでは?」という質問に対し、「父は父で僕は僕なんで、思った通りに野球をやっていきたい」と、コメントしている。