『ONE PIECE』作者、熊本に8憶円寄付するも「お金の使い道」に疑問の声
熊本県は、約1,300万円をかけてルフィの銅像を造るとしていたが…
週刊少年ジャンプで連載中の人気漫画『ONE PIECE』(集英社)の作者、尾田栄一郎氏が熊本県に8憶円の寄付をしていたことが報じられた。
ネットでは、尾田氏を称賛する声があがる一方、熊本県の「寄付金の使い方」に対して疑問の声が見られる。
■熊本地震の義援金などとして8憶円
報道によると、尾田氏からの寄付は、『ONE PIECE』の主人公・ルフィ名義で2016年度に5憶円、17年度に3憶円に上るという。
尾田氏は熊本県出身で、県内の新成人に描き下ろしのイラストを贈るなど被災地の支援を行っており、県民栄誉賞を贈呈されている。
熊本地震からの復興支援としての寄付について、尾田氏の意向に沿い、これまで公表していなかったことも熊本県知事が明かした。
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■約1,300万円かけてルフィの銅像
熊本県は4月、尾田氏の功績をたたえるため、約1,300万円をかけてルフィの銅像を県庁敷地内に造ることを計画。「被災者の生活再建が優先だ」「より相応しい設置場所がある」などと批判の声があがっていた。
15日に開かれた県議会では、銅像の設置場所についての異論を受け、ルフィの仲間「麦わらの一味」のキャラクター像を県内の被災地各地に設置する方針が表明された。
尾田氏からの寄付金が8憶円に上るということは、その方針が表明された流れでの発表という形になったわけだ。