失恋やペットの死で… 会社をズル休みしたことがある人たちの理由
勤勉なのは素晴らしいことだが、自分の心身も大切にしたいものだ。
会社を往復する日々が続けば、特に理由がなくても「休みたい」と思うことだってあるだろう。しかし、なにか理由がないと休めないのが会社である。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の会社員と公務員の男女606名に「出勤について」の調査を実施。
「会社をズル休みしたことがある」と答えた人は、全体で35.1%。残りの約7割の人たちは、サボりもせずにまじめに会社に行っているのだ。
■若い世代では休むと言い出しにくい
性年代別で見ると、20代男性が一番少ない割合になっている。
私用で会社を休むのは、気が引けると思っている若者も多い。
「風邪などの病気でなら休んだことはあるけれど、その他の私用で休んだことはまだない。有給すら怖くて使えないのに、突発的にずる休みするなんてもってのほか。
ただこの先もこれほど融通がきかない生活が続くと思うと、会社員ってつらいなとは思う」(20代・男性)
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■精神的ショックで休むのはズル休みか
病気や不慮の事故、身内の不幸以外で突然会社を休むことを「ズル休み」だと思っている人も少なくない。たとえ、精神的な負担が大きい出来事があってもだ。
「愛犬が亡くなったときに、休みを取った。ただ理由を言うと理解してくれない人もいるだろうから、仮病を使ってごまかした。私からずれば、家族だしショックで休んでも仕方がないと思うけど、そんなことさえ通じないのが会社だから…」(30代・女性)
恋愛絡みで休むと言えば、あきれる会社が大半だろう。
「失恋のショックでなにもしたくなくなり、会社には体調不良を伝えて休んだ。食事も喉を通らなかったし、あながち嘘でもない気がするけど…。ただ会社の人に彼氏の話をたくさんしていたので、別れたことを周囲に話した時点でズル休みはバレたかも」(20代・女性)
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■リフレッシュ休暇は大事との声も
モチベーションを維持するためにも、休日以外の休みは必要だとの意見も
「有給さえ使うこともままならないような会社は、たぶん他の部分もブラックだからいずれ精神的にやられてしまう。ズル休みしなきゃいけないくらい疲れているなら、堂々と休めばいい。
そもそも気分をリフレッシュするための休みは、誰でも必要なものだと思う。それで休暇後の生産性が上がるならば、そのほうが両者にとってもいいはず」(30代・男性)
勤勉なのは素晴らしいことだが、自分の心身も大切にしたいものだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の会社員・公務員の男女606名(有効回答数)