相次ぐ盗撮事件 使われる超小型カメラはどんな建前で売られ、誰でも手に入るのか?

ペット・会議用というのは販売の建前?

2018/06/24 12:00


監視カメラ
(WDnet/iStock/Thinkstock)

講師が学習塾に小型隠しカメラを設置していたり、学校の先生が部室や教室に設置したりと、後を絶たない盗撮被害。

盗撮に使われる機材のほとんどは性能もよく手軽なスマホだが、「盗撮マニア」になると更に小型で高性能の物を使用している。



■簡単に手に入ってしまう小型カメラ

しらべぇ編集部がネットで簡単に検索しただけでも、じつに多種多様の超小型隠しカメラが平然と販売されている。

それも、「ペン型」「置き時計型」「腕時計型」「モバイルバッテリー型」「メガネ型」「紙コップ型」「クルマのキー型」と、日常に違和感なく存在する形に加工されたものばかりだ。

中には、撮影者本人がその場にいなくてもWi-Fiで遠隔操作でき、動画をスマホ等に飛ばして保存できるものまで存在する。さらに、これらは数千円から数万円と安価で、誰でも購入できてしまう。


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■「ペットの監視」や「会議の記録」は建前

果たして日常生活においてカメラの形状をこのようにカムフラージュする必要がどこにあるのだろうか? 

販売サイトを見ると「ペットの監視用」「会議の記録」「家の安全を」という文言で売られているが果たして本当にそういった意図で購入している客はいるのだろうか?

またそういったカメラの中には暗闇でも撮影の可能な「赤外線カメラ」等も含まれている。元々、赤外線カメラは軍事関係や工場等で使用され、一般人には本来使用の必要はないものと考えられる。

全てとは言わないが、これも「夜間のペット監視」などの文言は建前の可能性が高く、実際は盗撮に使われるのが現実だと言っていいだろう。

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■カメラが存在しなければ被害もない? 対応策は?
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