いつかはきっと幸せに… 人生振り返ると不幸が多かったと思う人たち
不幸ばかりだと思っている人も、どこかで一筋の光が見えるかもしれない。
自分の人生は、他人と比べて恵まれたものでなかったと考える人もいるだろう。子供の頃の経験は人格形成に影響を与えるため、今もネガティブな気持ちを抱えたまま生きているなら悲しい話だ。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名を対象に調査を実施。「これまでの人生を振り返ると、不幸のほうが多かったように思う」と答えた人は全体で31.2%と、残念ながら一定数いるようだ。
■思春期の傷はその後に影響か
思春期の頃に不遇な環境にいた人は、そのイメージを抱いたまま大人になる人も多い。
「学生時代は友達がいなくて、いじめっぽいこともあった。今もコンプレックスが抜けなくて、自己肯定感が低い。常にネガティブな感情でいっぱいだし、このままで一生終えるのかなと思うと絶望しかない」(20代・女性)
家族の仲が良くない場合にも、心に傷を負いやすい。
「親の仲が崩壊していて、頻繁にケンカをしていた。そのとばっちりが私たちに向くこともあり、父に怒鳴り散らされたことも。
そんな環境で育ったから、自分が家族を持つのが怖くて仕方がない。私の気持ちも知らずに、母は『いい人はいないの?』とか聞いてくるし」(30代・女性)
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■就職氷河期世代は働くことで苦労を
社会情勢から、恵まれない環境に置かれた人たちもいる。就職氷河期世代も、その一つだ。
「就職氷河期世代だから、働くことには本当に苦労した。どんなに就活をしても、採用なんて夢のような状態だったから。
そのままフリーターになり、ようやく小さな会社に就職をしたけど収入は相変わらず低い。これを自己責任と言われても、やっぱり納得できないな…」(40代・男性)
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■ないことに目を向けるより今あるものを
性年代別でも、女性に注目すると興味深い結果がわかる。
年代が上がるほどに、割合が減っているのだ。
「クラスに友達ができずにぼっちだったこともあるし、親は自分の思い通りにならないと殴るような環境だった。若い頃は、精神的な安定が得られずに自分を責めてばかり。青春時代は、大きく棒に振ったと思う。でも今、ようやく心が安定してきた感じがする。
ないものを求めるよりも、今あるものに目を向けるのが大切だとわかった。それに気づくまで40年くらいかかったけど、これからの人生は幸せな気持ちで生きたいと思う」(40代・女性)
今は不幸ばかりだと思っている人も、どこかで一筋の光が見えるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)