『水曜日のダウンタウン』で日テレ批判? 「業界への皮肉」「斬新すぎる」の声
過激な企画が物議を醸す『水曜日のダウンタウン』。4日放送が昨今のテレビ番組を批判する内容と話題に。
ギリギリを攻めた企画が物議を醸すTBS系バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』。しらべぇ既報のとおり、警察が動いてしまったこともあり、批判の声が相次ぐことも。
TBS社長が番組について謝罪した4日、放送された内容が「ある意味攻めてる」と話題になっている。
■ダウンタウンすらも隠す演出
この日、番組では「隠せば引っ張れる説」の企画を放送。出演したゲストの顔には紅白出場歌手K、元宝塚女優S、女芸人Yと文字が被せられ、正体が隠された状態に。
また、MCであるダウンタウン・浜田雅功も「大物司会者H」、相方の松本人志も「大御所芸人M」と隠されており、番組を知っている視聴者からすれば「意味のない演出」が続いた。そして、ダウンタウンの正体が明かされると、松本は「この番組もう末期だね」と嘆く。
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■テレビは「加工する時代」
その後、番組では正体が隠された「人気漫画家」の行きつけの飲食店を紹介したり、豪邸を自宅ロケしたりといった「ふつうすぎる」企画を放送。
テロップを多用し、紹介する物や人のほとんど隠して引っ張り続ける演出が続き、ナレーションが「コラコラ」「しっかりして」といったツッコミを入れるなど、よく見かける街ロケ企画どおりの安定した時間が流れる。
VTR明け、女芸人Yこと柳原可奈子は「作った人がすごく意地悪だなと」とコメントした。
さらに、番組を引っ張るため、プレゼンターの博多大吉が松本らに「驚いた表情のままCMにいきたい」と表情を要求。
松本が「ウソでなければ、できない」と反論するも、大吉は「松本さん、そういう時代は終わったんです」と作られた偽りの「加工する時代」がテレビ界に到来していると主張して松本を黙らせた。