なぜ卓球部は暗いと言われるのか? 「温泉が原因」との意見も
本気でやれば、かなりきついスポーツ。
卓球は、日本人選手が多く活躍している注目のスポーツである。しかし一昔前には、「陰キャのスポーツ」として見られていたのも事実だ。今でもその風潮は、残っているのだろうか。
しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,477名に「部活動について」の調査を実施。
「卓球部は暗いイメージがある」と答えた人は、全体で24.8%。4人に1人は、未だに「卓球は暗い」と思っているのだ。
■女子からはまだまだ暗いイメージが
20代から30代では、男女間に大きな意識差があることが判明した。
若い男性の間では、暗いイメージを払拭しつつある。しかし、女性の場合は、まだまだ「卓球部は暗い」と認識している人が一定数いるのだ。
「サッカー部や野球部と比べると、やっぱり地味なイメージがある。私の出身校の卓球部は、おとなしい感じの子ばかりだったし」(20代・女性)
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■福原選手や張本選手の活躍で
卓球は、男女共に日本人選手が世界レベルで活躍しているスポーツである。昔のイメージとは、大きく変わっているとの声も多くある。
「女子は福原選手や石川選手などの活躍によって、『卓球は陰キャのもの』って概念が薄れてきた気がする。
男子でも水谷選手や張本選手が世界で戦っているし、かっこいいと思う子も増えてきているんじゃないのかな?」(30代・男性)
卓球の難しさを理解していないのでは…との意見も。
「ちゃんとやれば、めちゃくちゃ体力や集中力がいるスポーツ。卓球を暗いと言っている人は、一度、本気の試合をしてみればいいと思う」(40代・女性)
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■温泉の卓球台が一因か
卓球はなぜ、暗いイメージが広まったのだろうか。
「温泉で浴衣とスリッパでできるような、『手軽なスポーツ』ってイメージが広まったのも一因かも。『ピンポン』って名前も、軽さを演出している感じだし」(30代・男性)
サッカーのように大きなコートを動き回るものではないために、観戦が難しいと思っている人も。
「サッカーのような派手さは、確かにないから。体育館で試合を観ても、球が小さすぎてよくわからない。
ただ近年は中継の技術が上がっているから、テレビで観ている分にはかなり楽しめるスポーツだと思う」(40代・男性)
2020年の東京オリンピックでも、多くの選手の活躍が期待される卓球。暗いと思っている人もきちんと観れば、そのすごさがわかるはずだ。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,477名(有効回答数)