「赤信号無視」で賠償金が4000万円減額 中3女子事故に疑問の声相次ぐ
信号無視はやめよう。
2012年に、岩手県で国道を徒歩で横断していた中学3年の女子生徒(当時15歳)が、乗用車にはねられて死亡する事故が起こった。
18日、この女子生徒の遺族が運転していた男を相手に起こした訴訟の控訴審判決が仙台高裁秋田支部で行なわれ、慰謝料など約4500万円の損害賠償を求めた1審の判決を変更し、約400万円に減額。
額の変化の大きさに、ネット上で注目が集まっている。
■争点は赤信号だったかどうか
「読売オンライン」によると、訴訟で争点となっていたのは事故当時、女子生徒側の歩行者信号が赤だったかについて。
女子生徒が赤信号を渡ろうとしたと認めることができないと結論付けた第一審に対し、控訴審では男性の車の前後を走っていた車の運転手らの供述から、女子生徒が信号を無視して道路を横断していたと判断。
今回の判決に対し、遺族側の弁護士は「到底納得できない」として近く上告する方針だという。
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■「ドラレコ大事」「400万も?」
この報道に対し、ネット上ではさまざまな声が。
・やっぱりドラレコ大事だね
・9割減額しても400万円。赤信号で飛び出されても何が何でも轢くなということらしい
・上告してどうなるかだが歩行者(時には自転車)側にも過失がある場合、賠償金は減ることだけは認識しておこう
・信号無視してたとしたらしょうがないよなぁ。歩行者も最低限の確認やルールを守るのは大事。命を守る上でも
車の乗る人からは、「赤信号を無視したのに、轢いたら400万も支払うのか」と、理不尽さを訴える声も出ている。
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■3割が信号無視常習犯
ちなみに、しらべぇ編集部が過去に全国20〜60代の男女1400名に調査したところ、およそ3割が「歩いているときはあまり気にせず信号無視する」と回答。
男女別に見ると、男性のほうが女性より、やや交通ルールに無頓着なことが伺える。
女子生徒が赤信号を渡ったかどうかは、今後の裁判で覆る可能性もある。ゆえにこの件に関して結論付けるのは難しいが、間違いなく言えるのは信号無視が大変危険であるということ。すべての人が気をつけるべきだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,400名(有効回答数)