学生時代とは限らない!? 青春が遅れてやってきた人たちのエピソード
みんなが楽しんでいた頃は、勉強していたから…。
文化祭や体育祭でみんなと団結し、好きな異性と一緒に帰宅する。青春の1ページとしてよく描かれるが、誰もが経験することではない。まったく縁がない人も、たくさんいるのだ。しらべぇ編集部では、全国20〜60代の男女1,357名を対象に調査を実施。
「自分の青春は他人よりも遅れてやってきた」と答えた人は全体で30.4%と、約3人に1人はいることが判明した。遅れた青春は、どのようにやってきたのだろうか。
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■スクールカースト最底辺だったので…
現在進行系で青春している20代を除くと、女性よりも男性の割合が高くなっている。
スクールカーストの底辺にいると、やはり青春を感じるようなことは少ない。
「学生の頃はずっと、今で言うところのスクールカースト最底辺だった。女子ともまったく話す機会はなく、目立たない日々を過ごすだけ…。
青春がやってきたと思ったのは、就職してから。同年代の女性社員から話しかけられても慣れないため、最初は上手く返せないこともあった。
でもだんだんと男女共に仲良くなり、頻繁に飲みに行くように。学生時代には絶対にできないと思った彼女も、その頃にようやくできたのが懐かしい」(40代・男性)
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■サブカルに走ってからの青春
学生時代に不遇な環境に置かれた女性は、サブカルに走ることも多い。そこから、青春に繋がるのだ。
「私は学校に馴染めない反動から、『あいつらと違ったものに詳しくなろう』と思ってサブカルに走った。ヒット曲を批判して、ちょっとマイナーな音楽を聴いて悦に入る感じ。
髪もいろんな色に染めたり、ピアスをいっぱい開けたり…。最初は一人で楽しんでいたけど、だんだん同じ趣味を持つ友達が増えてきた。そこから、青春が始まった感じかな。自分を含めて面倒な性格の子が多いけど、みんなこじらせているから仕方がない」(20代・女性)
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■友達がいないので休み時間に勉強し…
ガリ勉だった人は、半数以上が遅れて青春している。
青春する暇もないほど、勉強に励んでいたのだろうか。
「僕はどちらかといえば、休み時間にやることがないから勉強していた。クラスに友達がまったくいなかったので、苦痛な時間を勉強でなんとか乗り過ごした感じ。
そのおかげでいい成績も取れたし、そこから進学して大学デビューもできた。今は、これでよかったと思っている」(30代・男性)
これまで青春を感じたことがなかった人も、この先の人生で青春を感じる瞬間がやってくるかもしれない。
(文/しらべぇ編集部・ニャック)
対象:全国20代~60代の男女1,357名(有効回答数)