3人に1人は「親友ゼロ」 現代社会の希薄な人間関係の中でもっとも孤独な世代は…
SNSやスマホの普及で、表面的にはつながっていても「親友」とは思えない?
「ズッ友」という言葉をご存知だろうか。若い世代の間で「ずっと友達」を意味し、プリクラなどに書き込まれる。しかし、大人なら身をもって知っているだろう。「ずっと」などと約束できる友情は、ごくごく限られたものであることを。
実際、大人たちにはどれくらい親友がいるのだろうか。しらべぇ編集部は、全国20〜60代の男女1,348名を対象に、調査を実施した。
■3人に1人は「親友ゼロ」
今回の調査でもっとも多かった回答は、「0人」。男女とも3割を超える結果となった。
親友が「1〜3人」と答えた人もそれぞれ1〜2割ほど見られるが、4人以上になるとかなり少なくなった。SNSやスマホでいつでもつながることができる代わりに、広く浅い人間関係が増えつつある現代社会の縮図にも見える。
ただし、「自分には親友なんていない」と思った人も、それこそ最大派閥なわけで、安心してよさそうだ。
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■50代女性は親友ゼロ率が突出
今回の調査で、「親友は0人」と答えた割合がもっとも高かったのは、50代女性で4割を超えた。一般的に女性はコミュニケーション能力が高い、と言われるにもかかわらず、意外な結果だ。
子育てが一段落したものの、人間関係は「◯◯ちゃんのママ」といった範囲に限られ、学生時代の友人とも縁遠くなり…といったライフステージも想像できる。
ただし、60代女性の親友ゼロ率は、全年代でも最低レベル(26.3%)に低下する。「ずっと親友」は難しいかもしれないが、いくつになっても深い友情を育むことはできるということかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象全国20代〜60代の男女1,348名(有効回答数)