消しゴムは字のごとく消えていくのか? 2人に1人は5年間買っていないことが判明
2020年以降、1人に1台「デジタル教科書」の時代到来
幼い頃、誰もが最初に使う筆記用具のひとつといえば、鉛筆。そして、鉛筆につきものなのが、消しゴムだ。
社会人になると鉛筆よりはペンを使用する機会が増え、またパソコンを中心とした作業も多くなることから、「消しゴムをここ数年買った記憶がない」という人も少なくないだろう。
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■6割が5年以上消しゴムを買っていない
しらべぇ編集部では、20代~60代の男女1500名に対して調査したところ、5年以内に消しゴムを購入したと答えた人は、全体の6割にとどまった。
2人に1人が、年季の入った消しゴムを使用していることになる。 働き改革の一つとして企業に「デジタル化」、「ペーパーレス化」が普及していることや、世界で15億本売れた『フリクションペン』をはじめ、「消せるボールペン」の流行が関係していることも推測される。
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■60代でもデジタル化が浸透か?
さらに、年代別で比較すると、60代では約7割が、最近消しゴムを購入していないことがわかる。
手書きに一番馴染みがあると思われる世代でも、少なくとも「鉛筆・消しゴムでの物書き」とは、かなり距離があることが伺える。
一方で、40代が51.3%と購入率が最も高い。管理職や指導責任者を任される年代ということもあり、アナログの作業が多く、消しゴムの使用頻度が高いのかもしれない。
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■消しゴムを見かけなくなる時代が来るのか
まだまだ、学生には需要のある消しゴムだが、政府は「デジタル教科書」の導入を検討しており、2020年までに「小・中学生の生徒一人につき一台の電子タブレットの普及」を目標としている。
いずれ、ノートへの書き取りやペーパーテストも廃止され、消しゴムを見かけなくなる時代が訪れることも予想される。
消しゴムは、読んで字のごとく消えてしまうのか、それとも形を変えて後世まで残るのか…消しゴムの行く末が気になるところである。
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名