嘘の「直行・直帰」経験者を大調査! 真面目な20代に対して50代は不誠実?
外勤者がGPSで管理される日も遠くないのか
ホワイトボードや共有スケジュールに入っている「直行・直帰」の文字。一軒でも多く得意先を回りたい営業マンにとって、移動時間を効率よく使うことが勝負の分かれ目。
一方で、寝坊をごまかすため「本日直行」とウソの連絡をいれたり、本当は帰れるけど「まだ仕事中のため直帰します」とウソの報告をする人も少なくないだろう。
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■3割近くがウソの直行・直帰
しらべぇ編集部では、20~60代750人の男性を対象に、ウソの立寄や直行・直帰を同僚に伝えたことがあるか、調査を実施した。
結果、全体の3割が虚偽の予定により、直行・直帰をしていることが判明。 10名の部署だとすると、3人はウソのスケジュールを伝えて外回りをしていることになる。
内勤メインで勤務している人からしたら由々しき実態であり、今後営業マンに対して奇異の目を向けてしまいそうな結果となった。
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■20代は優等生、それに引き換え50代よ…
この、ウソ直行・直帰経験男性を年代別に比較していくと、最も割合が高いのは50代で42.7%。
一般的に50代は、それなりのポジションにつき責任ある仕事を任されているはずの世代。若気の至りだったのか、それともそれが当たり前に行われている時代だったのだろうか。
一方で、最も経験者が少ないのは20代で15.3%。若者が日々誠実に仕事をしている姿勢がうかがえる結果となった。
30代より徐々に「嘘つき」の割合が増えてきていることから、現場の雰囲気や仕事の容量を掴みはじめ、徐々に手を抜くポイントがわかった頃に「つい」やってしまうのかもしれない。
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■会社全体で取り組む「サボり」対策
近年では、働き方改革の一貫として「移動の見える化」と称し、GPSで社員の居場所や移動経路を把握できる、アプリやシステムを導入する企業をたびたび耳にする。
社員側としては監視されている気がすることから、あまり気持ちのいい話ではなく、一見すると「そこまでしなくても」「ブラック企業だ」と言われかねない案件だ。
しかし、システム導入することで、一人一人の業務を把握でき、営業活動を「見える化」することにより、仕事の効率化と売上向上が図れたという事例も耳にする。
今は異例の「外回りの見える化」だが、数年後には導入していない企業が時代遅れと言われる日がくるのも、時間の問題かもしれない。
とはいえ、ウソをつかないことが第一。 身の潔白を証明するため、何事にも清く正しく誠実に生きたいところだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代 男性ユーザー計750名