88歳女性が自転車の男子中学生と衝突し重体 供述で浮かぶ自転車運転の「闇」に恐怖
愛知県知多市で88歳女性と男子中学生が衝突し、女性が意識不明の重体。自転車運転の危険性を訴える声も。
8日午後、愛知県知多市で、歩いていた女性と中学1年生の男子生徒が乗る自転車がぶつかり、女性が意識不明の重体になるという痛ましい事故が発生。
■「遠くを見ていた」
8日午後6時ごろ、知多市大草の歩道で、近くに住む無職の女性(88)が、正面から走ってきた自転車と衝突。結果、頭の骨を折り意識不明の重体だという。
自転車に乗っていたのは、同県常滑市に住む中学1年生の男子生徒で、警察の調べに対し、「遠くを見ていた。歩行者に気付かなかった」と話しているとのこと。
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■「一番危険な乗り物は自転車」
この事件を受け、ネットでは「自転車は凶器」「危険な乗り物」と自転車運転の危険性を訴える声が相次いであがっている。
・この季節の18時であれば、かなり暗い。スピードが出る自転車側が周囲に注意するのは勿論のこと、歩行者側も明るい色の服や反射材などを用いて周囲に存在を知らせなくてはならない
・自転車は気軽に乗れる分、安全意識が低くなる乗り物だと思う。ながらスマホや無灯火が横行するのはそういう理由
・遠くを見ていて気づかなかったという発言からして、自転車を危険な乗り物だと認識していないのが分かる。でも、一番危険な日常の乗り物は車でもオートバイでもなく自転車
・自転車が自動車と同様に凶器であることを、一人一人が認識していく必要がある