「原爆Tシャツ騒動」にBTS事務所がコメント メンバーからの謝罪なく「モヤモヤする」の声も
メンバーからの謝罪は今のところまだない。
13日、韓国の男性音楽グループ「BTS(防弾少年団)」の所属事務所は、過去にメンバーが原爆投下の場面がプリントされたTシャツを着用したことに端を発する一連の騒動について、不快感を与えたとして公式サイト上で正式に謝罪。
ネット上で大きな注目を集めている。
■「原爆Tシャツ騒動」とは
同グループをめぐっては、過去にメンバーのひとりが、キノコ雲の写真や人々が万歳をする写真がプリントされているTシャツを着ていたことがわかり、波紋を広げていた。
これを受ける形で、出演予定だった9日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)の出演を前日に取りやめ。
またその後、ナチス親衛隊(SS)の記章をあしらった帽子をかぶったり、コンサートでナチスを想起させる旗を掲げていたことも判明し、アメリカやイギリスのメディアも報じるほどの騒動になっていた。
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■事務所が公式声明
これに対し13日深夜、事務所が公式サイト上でコメントを発表。
「Big HitはBTSをはじめ、当社所属の全アーティストの活動において、戦争および原爆等を支持せず、これに反対し、原爆投下により被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにいたします」
「Big HitはBTSをはじめ、当社所属の全アーティストの活動において、ナチスを含む全ての全体主義、極端な政治的傾向を帯びた全ての団体および組織を支持せず、これに反対し、このような団体との関わりを通して過去の歴史によって被害に遭われた方を傷つける意図は一切なく、今後もないことを明らかにいたします」
「Big Hitは、原爆のイメージの入った衣装の着用に関連し、上記に明らかにしたように一切の意図はなく、衣装自体が原爆被害者の方を傷つける目的で製作されたものではないことが確認されたにも関わらず、当社が事前に十分な監修ができず、当社のアーティストが着用するに至ったことにより、原爆被害者の方を意図せずとも傷つけ得ることになった点はもちろん、原爆のイメージを連想させる当社アーティストの姿によって不快な思いを感じ得た点について心よりお詫び申し上げます」
…などとし、各所に不快感を与えたとして謝罪した。