「バスに間に合わないから」 停車中の貨物列車の下をくぐるよう母親に命じられた8歳児が死亡
米国カリフォルニア州で起きた、子供の痛ましい事故。じつは以前から母親に命じられていた行動だった。
米国カリフォルニア州で、8歳の娘ジョイアンナちゃんに貨物列車の下をくぐるよう命じたジョイ・コリンズ被告(44歳)が逮捕された。
同被告は「バスに間に合わないから」という理由で、ジョイアンナちゃんと息子(9歳)に停車中の貨物列車の下を通って線路の反対側へ渡らせたという。
■今まで何度も「近道」させてられていた
フレズノ警察によると、ジョイアンナちゃんが列車の下をくぐって線路を渡っている途中に同列車が動き出した。ジョイアンナちゃんは500フィート(約150メートル)ほど引きずられて外傷を負い、体の一部がバラバラの状態で見つかった。
コリンズ被告はこれまで最低でも7回、同様の方法で自分の子供たちに線路を渡らせていることがわかっており、保護責任者遺棄および不法侵入の罪で逮捕された。息子は児童保護サービスでケアを受けている。
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■現場近く住人が聞いた「叫び声」と「列車の音」
線路のそばに住むクリスタ・ミラーさんは、地元テレビ局のインタビューにこう答えている。
「小さな女の子が『ママ、ママ!』と叫ぶ声の後、列車が発車する音が聞こえました。子供が列車の下敷きになっていることがわかったから、私のボーイフレンドが助けに行ったわ。
こんなひどい事件が間近で起こったのは初めて。ジョイアンナちゃんの叫び声と列車の音が頭を離れないの」
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■「育児放棄」より重い罪を求める意見も
ネット上では母親に対する批判や適用されている罪に対する疑問の声が高まっている。
「バスに間に合わないからって子供を危険にさらすなんて信じられない」
「親がこんなに馬鹿げたことをすると誰が想像できただろう。ジョイアンナちゃんがあまりにもかわいそうだ」
「この母親は殺人罪を問われてもおかしくないと思う」
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■子供の運命は親が左右する?
しらべぇ編集部が全国20~60代の男女1,371名に「毒親に育てられたと思う」かを聞いたところ、全体の約16%が毒親の被害者という結果に。20~40代では5人に1人という高い割合を示している。
今回の事件のように直接的に手を下していなくても、親のふるまいや判断が子供の命を奪うケースもあることを考えると、本アンケートの結果を重く受け止めざるを得ない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の男女1,371名(有効回答数)