小沢一郎・玉木雄一郎両代表が合同演説 橋下徹氏も巻き込む野党再編はなるのか

国会で統一会派を組んだ小沢一郎代表率いる自由党と玉木雄一郎代表の国民民主党。2人が揃って橋下徹・前大阪市長の番組に出演。

2019/02/09 09:00


小沢一郎・玉木雄一郎

通常国会初日の1月28日夜、自由党と国民民主党が統一会派を組んだこともあって、有楽町イトシア前で自由党の小沢一郎代表と国民民主党の玉木雄一郎代表が揃ってマイクを握った。



■統一会派は第一歩

小沢氏は演説で、次のように語った。

「今日のいろいろな格差。 もちろん都会と地域の格差もありますけれども、都会の中での所得格差、あるいは雇用身分の格差がどんどん広がっております。これでは、国民の皆さんの期待に応える民主主義政治ではない。


もちろん、そのためには,安倍・自民党内閣に替わるきちんとした受け皿がなければなりません。『安倍さんはイヤだ』『「安倍政治はダメだ』 と言っても、それに替わる受け皿がなくては国民の皆さんもまったく困ってしまいます。


今日から始まるこの2党の統一会派・共同作業は、これそのものが問題ではありません。これを1つのきっかけとして、私も玉木代表も、ずっと主張している全野党が結集して今の政治に替わる受け皿となるようにしなければならない」

つまり、「国民民主党との自由党との統一会派は第一ラウンド過ぎない」というわけだ。そして、たとえば、格差是正のためにも、野党による政権交代が必要だと訴えた。


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■「議会制民主主義の危機」訴え

玉木代表は続けて、次のように訴えた。

「いろいろな思いを乗り越えて合意に至った一番の思いは、安倍政権に代わるもう一つの選択肢を国民の皆様に示したい。今、全国を回って言われることは二つです。


『安倍さんを何とかしてくれ』『野党はまとまってくれ』。同じことをコインの表と裏で言われているのだと思います。今、日本で大切なことがガラガラと音を立てて崩れている。


まず一つ目は、議会制民主主義が音を立てて崩れつつある。国会という場はいろいろな意見を持ち寄って、議論をしてより良い答えを見つけていくのが仕事ではないですか。


しかし安倍さんは聞いたことには答えない。聞いていないことをいっぱい話す。しかも議論の前提となる資料を出してくれと言ったら、改竄されていた。


まともなことがまともにできなくなっている。こんなおかしな国会を変えていかないと、長い間、先輩たちが育んできた議会制民主主義が壊れてしまう。野党は力を合わせて戦わなければならない。負けてはならないのです」

玉木代表も小沢氏にあわせて、野党の結集を訴えたのだった。

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■橋下徹氏の番組に玉木代表、小沢代表が出演
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