『深夜特急』作者・沢木耕太郎氏が初対面の稲垣吾郎にエール 「SMAP時代は…」
『ゴロウデラックス』に『深夜特急』作者のノンフィクション作家・沢木耕太郎が登場し、稲垣吾郎と熱弁を交わした…
2011年に放送開始、多くの作家・著名人を招いてきた『ゴロウ・デラックス』(TBS系)の最終回が28日深夜放送された。
322人目のゲストは、累計発行部数600万部の傑作ノンフィクション『深夜特急』の作者・沢木耕太郎氏。バラエティ番組への出演を決意した意外な理由を明かし、大きな話題を集めている。
■出演理由は?
課題図書について、その作家を招きトークを展開する同番組。最終回は沢木氏の新刊、エッセイ集『銀河を渡る 全エッセイ』(新潮社)を取り上げた。
多くの傑作を世に出し、数々の文学賞に輝いてきた日本を代表するノンフィクション作家である沢木氏のテレビ出演は貴重。番組スタッフやMC・稲垣吾郎らの熱烈なオファーを受け、ついに出演が決定した。
これまでも何度も出演をオファーしてきた中で、なぜ今回出演を決意したのか、問われた沢木氏は稲垣にこう答える。
「単純に言えば気まぐれだけど、ちょっと分の悪い戦いをしている人には加勢したくなる」と、SMAP解散後の稲垣の状況を省みて、沢木氏なりのエールを贈るために出演を決意したことを明かした。
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■稲垣の本音
「でも今はそんな分が悪い戦いでもないんでしょ?」と沢木氏が尋ねると、稲垣は「客観的に自分のことは見てなくて…。実際はすごく充実してますし、何よりも本当に幸せでいっぱい」と心境を吐露。現在の活動に充実感を覚えていると語る。
『深夜特急』最終巻を書き終えた直後からの25年間で綴ってきたエッセイをまとめた『銀河を渡る』の話題から、沢木氏は稲垣に「25年前は何をしていた」と逆質問。稲垣は「丁度SMAPのデビュー当時だった。この25年間は長いようで短い」と感慨深げに答えた。