義理の兄弟姉妹との関係が良好な人の割合は? 子なし女性はコトメトラブルも…
お盆や正月などに、配偶者の実家に帰省するのはうんざり…と感じている人も少なくないだろう。
「小舅(こじゅうと)・小姑(こじゅうとめ)」という言葉がある。本来は夫・妻にかかわらず配偶者の兄弟姉妹を意味するが、家庭の悩みなどを打ち明ける匿名掲示板などでは「コトメ」と略されて、おもに「妻 vs 夫の姉妹」のトラブルが相談されることも多い。
一人っ子同士の結婚でない限り、義理の兄弟姉妹との付き合いは多かれ少なかれ必要なもの。その関係がうまくいっている人は、どれくらい存在するのだろうか。
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■小舅・小姑との関係は二分
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の義理の兄弟姉妹がいる男女801名を対象に調査したところ、「関係が良好だ」と答えたのは、全体の47.9%。
かなりの割合にのぼる一方で、良好派とそうでない派は、大きくふたつに分かれている。また、男性では53.3%が良好と答えたのに対して、女性では「やはり」というべきか、43.8%にとどまり、10ポイント近い男女差が開いた。
地域によっては、「結婚=女性が男性の家に入る」という古い価値観が残っている可能性もあり、女性のほうが小舅・小姑トラブルが起きやすい可能性がある。
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■30〜40代女性で低い
この調査結果を男女年代別で見てみると…
50〜60代男性では、6割弱ともっとも高い。親戚づきあいも長くなり、義理とはいっても腹を割って話せるような関係になっているのだろうか。
一方、もっとも低かったのは40代女性(40.4%)で、30代女性(41.2%)が続く。子供がいる場合は実家に連れて行っても手がかかったり、いない場合は嫌味を言われたり…といった場面も想像できる。
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■子あり・子なしも親戚づきあいに影響
では、子供がいる夫婦といない夫婦、どちらが小舅・小姑との関係が良好なのだろうか。男女別に見てみると…
子あり男性は、55.4%が義理の兄弟姉妹関係が良好、子あり女性も46.6%と比較的高い。一方、子供がいない男性は、子あり女性をも下回り、子なし女性では、36.7%と良好な割合が極端に低くなった。
孫の顔を見せる必要がなければ実家づきあいもそれほど必要なく、疎遠になるのかもしれないが、「うまくいってない割合は少なくない」という傾向を認識して、安心してほしい。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の義理の兄弟姉妹がいる男女801名 (有効回答数)