ストーカー被害は2万件超え、DV・リベンジポルノは過去最多 警視庁が発表
先日、警視庁が「2018年のストーカー、DV事案に関する調査結果」を発表。ストーカー被害は6年連続で2万件超え、リベンジポルノの相談件数は、過去最多であることが報じられた
4月…新年度を迎え、新生活がスタートする人は、新たな出会いに不安と期待に胸ふくらませているのではないだろうか。素晴らしい出会いもたくさん待っているだろう。しかし「異常な人」がいることも忘れてはいけない。
先日、警視庁が「2018年のストーカー、DV事案に関する調査結果」を発表した。ストーカー被害の相談や通報は6年連続で2万件を超え、リベンジポルノの相談件数においては、過去最多であることが報じられている。
■ストーカー被害は6年連続2万超え
昨年寄せられたストーカーの相談件数は2万1556件。2017年より1523件減ったようだが、6年連続で2万件を超えているという。ストーカー被害者は、男性の12.1%に比べ、女性が87.9%と半数以上を占めているそうだ。
また、加害者と被害者の関係性は、もっとも多いのは「交際相手(元交際相手)」(43.3%)、続けて「勤務先同僚・職場関係」(12.9%)、「知人・友人」(12.8%)と発表されている。
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■DV・リベンジポルノの相談件数、過去最多
配偶者や恋人、親子など親しい関係の人から加えられる暴力「DV」についても発表されているが、「DVを受けている」との被害相談は7万7482件。おととしより5027件増加しており、「DV防止法」が施行された2001年から過去最多だそうだ。
配偶者や交際相手と別れた際、(相手が離れていった)仕返しに相手の裸の写真や動画など私的な性的画像を無断でネットの掲示板などに公開する「リベンジポルノ(復讐ポルノ)」は1347件の相談件数で過去最多(男性から90件、女性から1257件)。
関係性は「交際相手(元交際相手含み)」(61.6%)がもっとも多く、「友人知人(ネット関係のみ)」は11.1%だったようだ。