「似た者親子」と言われたことがある割合が判明 首都圏で低い理由とは
親子はそっくりなこともあれば、まったく違う場合も。「似ている」と指摘された経験者は…
親から子供への遺伝にまつわることわざで、「蛙の子は蛙」という言葉もあれば、まったく逆の「鳶が鷹を生む」という言葉もある。子供は、母親と父親双方から形質を受け継ぐため、また育つ環境も親とは異なるため、必ずしも親のコピーにはならない。
とはいえ、世の中には「やっぱり親子だ」と思えるような似た者親子も存在する。
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■3割が「似た者親子」と指摘
しらべぇ編集部が、全国20〜60代の男女1,589名を対象に調査したところ、全体の28.0%が「似た者親子と言われたことがある」と回答した。
男性は28.1%、女性では27.9%と男女差はほぼなく、「親と似ている」と指摘された子供、「子供がそっくり」と言われたことがある親は、全体で見ると少数派のようだ。
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■意外な世代差も
このデータを男女年代別で見ると、興味深い傾向が判明した。
男性は、年齢が上がるほど似た者親子と言われた経験者が多い。20代では22.1%なのに対して、60代では33.9%と全体でも最多の割合だ。女性はそこまで顕著な傾向は見られないが、30代がもっとも高く、33.3%となった。
また、20代では男女とも低く、あまり親を引き合いに出した会話にならないのかもしれない。
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■東北や北関東で目立つ
地域別でのバラつきも見てみよう。
もっとも割合が高かったエリアは、東北地方で36.6%。北関東が34.5%で続く。一方、もっとも低いのは北陸地方で17.9%と東北の半分以下にとどまった。
首都圏では25.9%とやや低いが、地方から上京した人も多いため、「相手の親を知らない」「家族ぐるみの付き合いでない」という人が多いためだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)
対象:全国20代~60代の男女1,589名 (有効回答数)