不祥事報道で揺らぐ教師への信頼 「親嫌い」は先生にも不信感を抱きやすい?
勉強以外にも人生において、様々な大切なことを教えてくれる教師。しかし、そんな教師を信頼できない人たちとは…?
信頼できる教師とはどのような教師だろうか。第一に生徒のことを考え、決して見捨てない教師のことだろうか。
人気学園ドラマに『金八先生」や『ごくせん』があるが、どちらも生徒と正面からぶつかり合い、お互いに絶大な信頼を築き上げている。ハートフルな内容から、これぞ教師の真骨頂だと思った人も多いのではないだろうか。
しかし、中には教師に対しての信頼を失ってしまった人もいる。では、教師を信頼できない人とはどのような人たちなのだろうか。
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■4割強「信頼できない」
しらべぇ編集部は、全国10〜60代の男女1,732名を対象に調査を実施。その結果、全体の43.2%が「学校の教師は信頼できない」と回答した。
半数近くの人が信頼していない結果に。男女別で見てみると、男性が42.6%、女性が43.8%と比較的同じ割合に。
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■現役の学生に多い傾向も…
さらにこの結果を男女年代別に見てみると…
10代女性が51.0%と半数を超える結果に。10代は学生が多く、実際に教師と関わっている人がほとんど。ほぼ毎日顔を合わせる教師に対して、何かしらの不信感を募らせている人が多いようだ。
また、どの年代でもあまり差がないのは、昨今では、いじめや体罰などの問題もあり、マイナスなイメージをもつ人が増えている傾向にあるからなのかもしれない。
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■親嫌いが影響も?
学校の教師は信頼できない人に「親が嫌い」か聞いてみたところ、興味深い傾向が見られた。
嫌いと回答した人は、64.6%と多い結果に。家庭と学校で教育のベクトルは違うが、「教育する」という面では、家庭と学校で類似するものがある。自身の両親を嫌いだと、教師も信頼しにくい傾向が見られるという、興味深い調査結果となった。
ちょっとしたきっかけで失いやすい信頼。失った信頼を取り戻すことは難しい。教育者として、教師が信頼を得られないことは致命傷な気もするが、教師も1人の人間である。
一方的に批判せず、教師も信頼できない人も、お互いにもっと視野を広げ、信頼関係を築いていくことが大切なのではないだろうか。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名(有効回答数)