「ブタゴリラ」「ゴリライモ」漫画のキャラも被害者? 嫌なあだ名がある人の割合は…
仲の良さを示す「ニックネーム」だが、不快なニックネームをつけられた人もいるのではないだろうか。
友人でも仕事仲間でも、仲が深まってくると、あだ名やニックネームで呼び合うことが多い。名前をもじったもの、本人の特徴をとらえたものなど。いずれにせよ、ニックネームで呼び合うのは仲が良い証であると思われる。
■相手を傷つけることも? ひどいニックネーム
しかし、ニックネームのなかには、ときには悪意しかない気がするものもある。例えば、漫画もアニメも人気の『キテレツ大百科』(藤子・F・不二雄)では、ガキ大将的立ち位置の「熊田薫」が「ブタゴリラ」というニックネーム。
さらに、『ど根性ガエル』(吉沢やすみ)のなかでは、「五利良イモ太郎」が「ゴリライモ」と呼ばれている。これは漫画のキャラで、作中でもイジメではなので安心だが、現実でこんなニックネームをつけられたら、良い印象は受けないだろう。
人によって感じ方の違うデリケートな問題ではあるが、実際に嫌なニックネームがある人もいるのではないだろうか。
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■嫌なあだ名は4人に1人
そこで、しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1732名を対象に調査したところ、「人から呼ばれて嫌なニックネームがある」人は、全体のわずか23.0%。
男女別では、男性は24.2 %、女性は22.0%と、男性が約2ポイント高い結果だが、あまり差はない模様。そもそも、ニックネームは仲良くなる際につけることが多いため、そうそう相手を傷つけるようなものはないのかもしれない。
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■30代は許容範囲に変化?
さらに男女年齢別で見ると、嫌なニックネームがある人は、10代〜30代まで女性が高い傾向。特に30代女性は29.8%と一番割合が高い結果となった。また男性も、30代が一番多く27.3%だ。
30代は仕事にも気持ちがのってきて多忙になり、人間関係も仕事が主など、学生時代に比べ希薄になる人もいると思われる。そんな中、友達同士では許容できていた悪ふざけ的なニックネームを嫌だと感じる人もいるのではないだろうか。
ニックネームで呼び合うのは、「心をひらいた」と示す一つの手段でもあると思われる。しかし人は個々で嫌だと感じるものが違うことも。親しき仲にも礼儀あり。ニックネームをつけるときには、お互い不快にならないよう気遣いたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)