練習中に保護者の男性が女子部員を暴行 顧問の「ありえない対応」に非難轟々
兵庫県朝来市の市立中学校で、女子バスケットボール部の練習を見学していた保護者の男性が部員を暴行。
兵庫県内の中学校で、部活動の練習を見ていた保護者が女子部員らに体罰を加えるという事件が発生。暴力もさることながら、その際の顧問らの対応にも怒りの声が相次いでいる。
■「気合いが足りてない」
昨年8月、同県朝来市の市立中学校で、女子バスケットボール部の練習を見学していた保護者の男性が、自分の子供を含む当時3年生の部員4人に「気合いが足りてない」「もっと真剣にやれや」などと怒鳴り、頭を平手打ちしたという。
幸い部員4人にケガはなかったものの、その様子を見ていた別の当時2年生の部員が恐怖心を覚え、11月下旬頃から学校に来られなくなるなど、被害は他部員にも及んでいる様子だ。
関連記事:宮崎県の高校教師、部員の母に「大好きぞ」で免職 方言なのか出身者に聞いた結果…
■顧問は男性を止めることなく…
その際、同部の顧問やコーチもその様子を見ていたものの、男性を止めることはなく、部員に「もっと気を引き締めろ」と声をかけていたとみられる。またこのことを学校側に報告することはなかったそうだ。
不登校になった部員の父親が報告したことで事件が明らかになり、男性は生徒側に謝罪。顧問らは学校からの聞き取りに対し、「体罰という認識はなかった」と話しているとのこと。