ポイントはビルの高さ? 東京駅周辺の地下街が「迷宮のように広がる理由」が判明
地下を整備すると建物を高くできる
現在では、全長18キロにまで広がった東京駅周辺の地下街。あまりに広く地下迷宮のようで、迷ってしまう人も多いだろう。21日に放送された『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)では、地下街が広くなった理由が判明して話題になっている。
■企業が自前で整備している
観光客の誘致や災害時の避難所など、地下街が広がっている理由は様々ある。ところがその背景には、「東京駅周辺ならではの深い理由」があるようだ。林修先生によれば、その理由は…
「ポイントは敷地面積に対する延べ床面積の割合である容積率。例えば100坪の土地で容積率1000%の場合、最大1,000坪の延べ床面積(10階分)の建物が建てられる。
なので高いビルを立てるには容積率を増やさなければいけないのだが、その上限は地域で決められている。そこで、企業が自前で地下通路を整備することで容積率が増える仕組みにした」
「東京駅周辺で企業が地下通路を整備するとより高いビルを建てられるようになる」ということが、初耳ポイント。この制度によって、たとえばギンザシックスは、銀座駅への地下通路を開通させ、元々12階建ての予定だったものが13階建てになった。
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■『初耳学』は勉強になる
ネットでは勉強になるやゲームみたいという声が見られる。
https://twitter.com/sz_chaka_green/status/1119968400556482560
確かに東京駅付近の地下街はとても大きいよな。
大手町や丸の内、八重洲に有楽町、果ては東銀座…
その大きさには地下道整備による容積率のボーナスポイントというカラクリがあったのか。— 「房総の鈍足王」しぃちゃそ (@donsoku_king) April 21, 2019
https://twitter.com/FLX86RHAtV52ysY/status/1119968335716683776
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■5割が初めての駅で迷った経験
そこでしらべぇ編集部では、「初めて訪れた駅の構内で道に迷ったことがあるか?」全国の男女1400人を対象に調査を実施。46.2%の人が「迷ったことがある」と答えた。
およそ半数が迷った経験あり。やはり日本の駅構内は複雑なのだ。これからも新しい建物ができると東京駅周辺の地下街が整備されていくだろう。
地下街が広がると雨の日などの移動も便利になるが迷子になりそう…と感じる人も増えるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代 男女1400名