お金持ちは性格がいい? 10代と20代で世の中を見る目に大きな違いも
お金があると心にゆとりができる…なんて話を聞くこともあるが、実際に「お金」と「性格」は関係しているのだろうか。
生きていくために欠かせない「お金」。現代社会では、衣食住を整えるにはある程度の額が必要で、多くの人がそのために毎日働いているのではないだろうか。
お金の有無は、生活の根幹を左右するため、ときには精神的な部分を刺激することもあるだろう。身の丈に合わない散財はその人の心を蝕み、人生が破綻してしまうことも…。そのくらい「お金」は大切なものと思われる。
■慈善事業は性格がいい?
では、「お金」があれば精神にゆとりができ、その余裕は性格にも関わるのだろうか。
お金持ちの代表・セレブといえば、慈善事業だろうか。財団をつくり、寄付をつのることは世界中のセレブが行なっている。しかし、これには自身や企業の信頼性を獲得するなど、単純に奉仕の精神のみではないことも多いように思われる。
とはいえ、実際にその行いで助かっている人が多いことも事実。また「救いたい」という思いのみの人ももちろん多いだろう。人助けをするお金持ちは、それだけで性格がいいように見えるが、実際にはどう見られているのだろうか。
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■お金と性格は関係ない?
そこで、しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1732名を対象に調査したところ、「お金持ちには性格のいい人が多いと思う」人は、全体の13.9%。
男女別では、男性は13.7%、女性は14.0%と、ほぼ差はない結果。やはり、お金があるからといって、性格がいい人であると思う人は少ないようだ。
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■10代と20代の間で何が…
さらに男女年齢別で見ると、10代男性が圧倒的に割合が高く30.9%。まだまだこれから世の中に出ていく年齢。もしかしたら、セレブの慈善事業などを見て、率直に「性格がいい」と感じるのかもしれない。
気になるのは、10代男性から20代男性のポイントの落差。20代男性は9.0%と、10代に比べ、21.9%も割合が下がる。いったいこの年齢の間に何があるというのか…。
10代から20代というと、学生から社会に出る人も多いだろう。もしかしたら学生時代には、なかなか見えなかった世の中の側面も感じるようになるのかもしれない。
結果を見ると、「お金」と「性格」は必ずしも連動するものでは無いと思われているようだが、それもやはり個々で違いがあるのかも。
身分の高い者は果たすべき社会的義務があるという意味の「ノブレスオブリージュ」という言葉もあるように、「お金」をもっているからこそ、伴っていく「性格」もあるのかもしれない。
いずれにせよ、「お金」を持っていようがいまいが、他者を思い遣る心は持ち続けたいものだ。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1732名 (有効回答数)