「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」炎上に専門家が指摘 その解説に納得の声
モデルの山田優が自身のブログで「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」と表記。ネットで批判の声が出ている…という報道内容に、日本語の専門家が言及。
「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」と綴ったブログが、一部のネット上で物議を醸しているとされるモデルの山田優(32)。
この言葉の使い方について、日本語の専門家が言及。注目を集めている。
■「お疲れ様ですに物議」と報道
発端となったのは「デイリーニュースオンライン」の記事。
山田が綴った「お疲れ様でした」という言葉に対して、「天皇皇后両陛下(※)に対して『お疲れ様という言葉のチョイスはおかしい』という声が相次いでいる」という趣旨の内容を、この記事では伝えている。
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■専門家「べつに間違っとらん」
しかし、国語辞典編纂者で『三省堂国語辞典』編集委員の飯間浩明氏は、この用法を「べつに間違っとらん」と言及。
「目上への『お疲れさまでした』が不可とされるなら、それは新しい謎ルールの誕生だとしか言えません」と綴り、「お疲れ様」の使用をめぐる、我々の意識の変遷について明かしていく。
「天皇皇后両陛下お疲れ様でした」というインスタグラムの投稿が炎上したそうです。目上への「お疲れさまでした」が不可とされるなら、それは新しい謎ルールの誕生だとしか言えません。炎上を伝えるニュースは〈日本語の使い方としては間違っているかもしれないが〉と述べますが、べつに間違っとらん。
— 飯間浩明 (@IIMA_Hiroaki) May 6, 2019