拉致被害者家族・蓮池透氏、山本太郎の新党「れいわ新選組」から出馬 寄付金は1.5億円突破
元東電社員の蓮池氏と山本代表は、東日本大震災後から交流を続けていたという。
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会の元事務局長、蓮池透氏31日、夏の参院選を念頭に、山本太郎・参院議員が代表の新党「れいわ新選組」から立候補すると、山本代表と並んで表明した。蓮池氏は拉致被害者の蓮池薫さんの兄で、元東京電力社員だ。
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■震災後から交流
山本代表は、
「本気の大人、骨のある人を候補者として考える中で、頭に浮かんだのが蓮池さんでした。『力を貸してくださいませんか。日本を救ってください』とお願いしました」
「衆参ダブル選の可能性があるので、参議院から出ていただくか、衆議院で出ていただくか、状況を注視したい」
と述べた。2人は11年の東日本大震災後に福島県で行われたテレビ番組で共演し、知り合い、交流を続けてきたという。今回の出馬に当たっては、山本代表が新潟県に住む蓮池氏を訪ねて、説得したという。
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■「太郎さんは違う」
蓮池氏は、記者からの「これまでにも国政に出ないかという誘いはあったのか?」という問いに、「これまでは(自分の)名前が多少知れ渡っているということで、『利用されているのかな?』と感じることがあった」と答え、山本代表の誘いを受けたことについては、
「今回の太郎さんは違うと思いました。太郎さんほど機動力があって、神出鬼没な政治家はいない。リスペクトできる方」
「光栄な言葉をたくさんいただき、一念発起して太郎さんを応援していくことを決めた。太郎さんを1人にしておくわけにはいかない」
と述べた。