学生時代に不登校だったことはある? 若年層は増加の傾向も
不登校に関する考え方は時代によって変化しているようだが…
学生時代不登校だった人や、身近に不登校の人がいたことがある人もいるのではないだろうか。
いじめや揉め事が原因で学校に行けなくなることもあるが、特に理由はなく学校が合わずなんとなく休みがちになるなど、不登校になってしまう原因は様々なようだ。では実際、不登校経験がある人はどれくらいいるのだろうか。
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■2割弱が不登校を経験
しらべぇ編集部が、全国10~60代の男女1,721名を対象に調査したところ、「学生時代に不登校だったことがある」と答えた人は、全体の17.8%であった。
男女別に見ると、男性16.7%、女性18.8%と、女性のほうがやや割合が高いものの、男女間で大きな差は見られなかった。
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■若年層と高齢層で差
また、この調査結果を男女年代別に見いていくと…
もっとも割合が高かったのは10代女性で31.2%と突出。男女ともに10~30代の割合が高く、年齢が上がるにつれて割合が低くなるのが特徴的だ。60代は男性6.8%、女性5.2%と、10代と比べると半分以下の割合となっており、不登校だったことがある人はかなり少ないようだ。
昨今では、フリースクールなど、不登校の生徒をサポートする教育機関も周知されるようになり、不登校に対する考え方が多様化していることも関係しているのだろうか。
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■職業によってバラつき
さらに、この結果を職業別に見ていくと職業によってバラつきが見られる結果となった。
もっとも学生時代に不登校経験があるのは自営業の人で、26.1%。無職が25.1%、アルバイト20.4%で続き、他の職業と5ポイント以上差が開く結果となっている。
不登校経験がある人は自営業など、自分のペースで仕事を進められる仕事を選び、自分にあった働き方をしている人が多くなるのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国10代~60代の男女1721名 (有効回答数)