『ニュースzero』で手取り23万円男性の給与紹介 その内訳が波紋
31日放送の「zero」で33歳男性の手取り給料が明かされたが、その内容に疑問の声が上がっている。
厚生労働相の諮問機関に当たる中央最低賃金審議会の小委員会が7月31日、2019年度の最低賃金の目安を27円引き上げる方針を決定。10月に改定する予定だという。
東京都・神奈川県では1000円を超えることに。同日放送の『news zero』(日本テレビ系)では、30代の男性の手取りが一例として紹介されたが、その内容に疑問の声があがっている。
■「買いたい物が買えていない」
男性は自動販売機の設置を行う会社の正社員。主に商品の詰替・補充を行っているという。
「食事は夜は食べずに朝だけ」「買いたいものが買えていない」と厳しい生活を送っていることを明かしている。
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■手取り23万円から…
男性の月の手取りは20~23万円。会社が定めた労働時間で割ると給料を換算すると、現在の東京都の最低賃金985円とほぼ同じになるとのこと。
手取り23万円だった場合、支出は家賃・光熱費が6万1000円、食費4万円、携帯通信費2万円、保険年金3万3000円、交際費3万円で、「自由に使えるのは」4万6000円だという。男性は「貯蓄は作れていない」とも述べた。