ノッポさんは言葉を話さないはずが…　「喋らないのはやだっ！」

6日、東京・キットカット ショコラトリー 銀座本店にて「折り紙で、想いを伝えるクリスマス」 メディア発表会が開かれ、ゲストとしてノッポさん（高見のっぽ）が登場。

見事な工作を披露するとともに、思いを語った。

■あーあ！

ノッポさんは華麗にタップダンスをしながら登場。時折口元を押さえながら、キャラクター通り一言も喋ることなく、ハサミを駆使してお花を作り上げていく。

相棒ゴン太くんは「寝坊しちゃった」ため、1/4ゴン太くんを紹介したところ…「あれはね、嘘つきなんですよ！」と突然喋り出すノッポさん。

「あー、喋っちゃった。喋んないのやだっ」と言い、「（『できるかな』の）最終回で喋った時、謝るのもあれだから『あーあ、喋っちゃった』って。おしゃべりでおしゃべりで、今日も本当は初っ端から喋りたかった」と笑う。

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■初めてのCM出演、決め手は…

今回のCM出演が初めてとなるノッポさん。

「CMは出損なったっていうか…そういうの、自分でやりたくなかったんですよ」と振り返り、「この歳になって初めて、ご依頼が来た時に『うわ、企業がこんなこと（プラスチックゴミの課題解決）をやるってよく言ったな』って思ったから、やってもいいかなって引き受けたんです。知り合いが電話をくれて『CM初めて見たけど、やっぱりノッポさんらしい出方だよね』って言ってくれた」とニッコリ。

そして「小さいイルカちゃんだとかウミガラスとかがプラスチックを胃の中に収めて死んでいくって報道がなされる度に、ほんと悲しくなりますから」としんみりする。

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■「みんなにやさしくね！」

そんなノッポさんが折り鶴に込めた手書きのメッセージは、「みんなにやさしくね！」。

「おチビさん（子供）も好きだし、おチビさんをお育てになる親御さんも好き。そしてその親御さんを育てた方々も好き。人が人に優しくするのを見るのが嬉しい」と微笑み、「困った人や寂しそうな人がいた時に、ニコッと笑いながら『もっと元気出して！』っていうのは大変だけど、僕は言える。そういう優しさが世の中にもっと広がったら嬉しい。僕自身はもうすぐ逝っちゃうけど、逝く前に幸せになりたいって思います」と優しく語りかけた。

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（取材・文／しらべぇ編集部・たつき あつこ）