東野圭吾、子供の頃に夢見た未来の自分 「43歳ってジジイだな」
小説家の東野圭吾が、野間出版文化賞を受賞し、贈呈式に登場した。
小説家の東野圭吾が、17日に行われた『第1回野間出版文化賞』に登場した。
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■スピーチテーマは「未来」
「未来について話そうと思います」とあいさつをはじめる。「僕が子供の頃、21世紀に自分が何歳になるのかなと計算し、43歳なのかとわかったとき、そんなにジジイになるなら楽しくないだろうと思った」と、未来に悲観的になっていたという。
「43歳から18年経って振り返ってみると、43歳は若かったなと思う。ただ来年・10年後に61歳時に野間文芸受賞したなと思った時、若かったなと思うに違いありません」と強調。
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■「一番若いのは今日です」
「ここにいる会場の人は多くが100歳まで生きるかもしれません。そのときに、80歳となった自分を思い浮かべると、80歳若かったなと100歳になったらきっと思います。明日40歳になる女性がいるかもしれない。40歳ておばさんと思うかもしれない。だけど45歳になったとき、40歳になった頃の自分を思い浮かべると『ああ、あの頃に戻りたいな』と思うはずです」と続ける。
「ここにいるみなさん、一番若いのは今日です。僕もそのつもりで、来年また一つ歳を取ってしまうけど、悔いのない、今日が一番若いんだから」と改めて強調した。
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■新たな小説家の誕生を願う
「これからの人生の中で今日が可能性があるんだから、良い小説を…」としたところで、「自分で良い小説と言ったらしょうがないですね」と苦笑。
「みなさんに楽しんでもらえる小説を書いて若い人がまた巣立ってくれたら」と次世代の小説家の誕生を願った。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)