山本太郎代表のれいわ新選組 次期総選挙に候補者100人擁立も
全国津々浦々を行脚したれいわ新選組・山本太郎代表。公約としている消費減税に向けて戦略を語った。
北は北海道・利尻島から南は沖縄・石垣島まで、東北、北陸信越、近畿、九州など全国を横断したれいわ新選組の山本太郎代表が率いる街宣ツアーも18日の新宿で一段落する。
山本代表が一方的に演説するのでなく、街頭記者会見という形をとって、聴衆から出た質問に答えるという形をとっている。横浜で街宣をしたときは右翼の街宣車が妨害に来るなど、各方面で注目を集めている。
■聴衆は1,000人超え
山本太郎さんを追うゲイレポーターの酒井佑人氏は語る。
「2015年・春に始まった街頭記者会見も当初は、聴衆も数十人程度。質問を振ってもなかなか手が上がらないという状況でした。最近はむしろ手が上がりすぎて全員にマイクを回せない状況が続いています。
また、聴衆も1,000人程度に膨れ上がるようになった。れいわ新選組への勢いと山本代表の人気を感じます」
関連記事:旧民主党の衆院議員からも候補者 れいわ新選組が衆院選一次公認を発表
■目標は政権奪取
街頭記者会見の当初から山本代表がぶち上げていることがある。それは次期総選挙の候補者100人の擁立だ。山本代表は語る。
「私は総選挙では野党が結束して闘うべきだと思っています。でもただ共闘するだけでは勝てない。野党の共通政策として消費税を5%に下げるという旗印を掲げるべきです。
だって、日常生活を送っていて、一日に消費税を払わない人ってどれだけいますか。それだけ消費税は他人事ではなく自分事として共感される。野党もそれくらい大胆に掲げないと政権交代にはつながらない。
私たちは、消費税5%減税を公約にするなら野党共闘を優先します。ただ、そのときは我々の議席は増えないでしょうね。全国の選挙区に各党が候補を立てているから私たちが入る余地はない。でも、それでもいいと思っています。なぜなら目標は政権奪取だからです」