マツコ、先端芸術表現に触れて感服 「絵画や彫刻と映像は境目なくなってきた」
マツコが東京藝術大学の卒展と中継。様々な若手芸術家たちをマツコが深堀りする。
8日放送の『マツコ会議』(日本テレビ系)は東京藝術大学の卒展と中継。マツコ・デラックスが、芸大生の世界観を深堀りする。
■放置自転車で制作する芸大生
放置自転車の鉄パイプを切ったり溶接し、風車上に配置された自転車15台をぐるぐると回す高さ5m以上はある巨大装置「廻転する不在」を作ったライダースーツを着込んだ先端芸術表現科の芸大4年生に話を聞くマツコ。
彼は茨城県取手市の放置自転車を譲り受けて作品制作しているという。乗らなくなった自転車は乗らなくなった時点から時間や記憶が止まった存在に思えて、自分のパフォーマンスと作品で再び動かしたいと考えたのだそう。
「一気に住宅販売をしたところは一気におじいちゃんおばあちゃんになるから時が止まるのよね」と、マツコは取手市の状況を踏まえて理解を示す。
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■映像で作品制作する芸大生
校舎内でパンチングアニメーション作品「もういっぱいいっぱい」を制作した芸大生にも話を聞く。高校も大学も自画像で入ったという彼。自画像を刺繍したパンチングマシーンを殴ると、映像と音がなるという。
「自画像は絶対書きたくない人が多い。彼は自分のことが大嫌いだろうけど、究極のナルシシズムも持ってるだろうし。スゴい変な人で面白い。スゴい変な人」と、自画像に特化した彼の人間性を咀嚼。
その上で作品をみて、「映像は今までは芸術と違っていた、絵画や彫刻とは違う見方されてたけど境目がなくなってきたわね」と映像作品が新たな境地に入っていると実感。
「自分を表現するのに、今までは塊1個とか1つの瞬間だったわけじゃない。彼は自画像を使って、自分の内在しているものを映像にしたわけじゃない。だからスゴい映像の可能性を感じるわね」と評価した。