旧民主党の衆院議員からも候補者 れいわ新選組が衆院選一次公認を発表
2019年の参院選で2議席を獲得したれいわ新選組が衆院選の公認候補者を発表した。
れいわ新選組は17日、党本部で会見を開いて、次の衆議院選挙に向けた公認候補予定者13人を決定した。会見に出たのは山本代表と候補者7名。立憲民主党など他の野党と競合する選挙区もあり、今後の動向が注目されている。
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■元K1選手も
まず、最初に紹介された候補者3名は参院選にれいわ新選組から出馬したオリジナルメンバーで、元派遣社員でシングルマザーの渡辺てる子氏(東京10区)、自然保護アナリストの辻村ちひろ氏(東京8区)、元セブンイレブン店舗オーナーの三井よしふみ氏(千葉9区)。
新たなメンバーはゴールドマンサックス証券・元社員で2014年に維新の党から出馬し落選した北村イタル氏。父親が『サンデー毎日』や『週刊金曜日』で編集長を歴任した敏腕編集者の故・北村肇氏で、東京2区から挑戦する。
もう一人は元K1選手の田島剛氏で、埼玉2区から出馬する。
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■旧民主議員が2名
意外だったのが、民主党政権で活躍した旧民主党衆院議員のくしぶち万里氏(東京22区)と太田和美氏(千葉8区)。
くしぶち万里氏は長年、ピースボート事務局長を務め、2009年に東京23区で民主党・公認で初当選。その後は、2012年、2014年と同じ選挙区で落選し、2017年には希望の党から落下傘候補として千葉3区から出馬するも落選した。
太田和美氏は”元キャバ嬢”と話題となり、2006年に衆議院千葉7区補欠選挙にて初当選。2009年には福島2区から衆院選で当選。
民主党政権内で小沢一郎氏と近しかったため小沢ガールズの一人と呼ばれ、小沢氏らが集団離党し結党した新党『国民の生活が第一』(後に日本未来の党に改編)に参加し、2012年の衆院選に挑戦するも落選。
2014年では千葉8区に戻り、維新の党公認で桜田義孝元五輪相に挑戦し落選するも、比例復活して3期目となった。2017年には希望の党から出馬するも落選している。