卒業式中止が花業界を直撃 農協は「どこまで影響がでるか予測できない」
新型コロナ感染拡大が、花業界に大きな打撃。花市場の今とは…
新型コロナウイルスの感染拡大が、いろいろな業界に影響をもたらしている。昨日は牛乳業界を取材したが、花業界でも影響が深刻化しつつあるとの情報を、しらべぇ取材班がキャッチ。花業界の今を、追った。
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■卒業式中止が花屋を直撃
SNS上では、元花屋さんが、「 卒業式や謝恩会が中止になったために、本来は卒業生や先生方にお渡しする花束になるはずだった切花が、余り過ぎている模様」とした上で、「切花もナマモノですから売れなかったら廃棄です。もったいない」。
「お花、切り花買ってください」と訴えている。この投稿には、4日午前6時現在、13.9万件のいいねが押されている。実際の業界は、どうなっているのだろうか。
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■花市場も安値が続いている
花の卸会社である福島花き(福島市)によると、「卒業式の中止などで、キャンセルが多く発生している。仕入れの数量を調整しているが、売上は例年に比較して、2割減」と話す。
また、「ここ2週間がヤマだと思うが、何とかしのぐしかない現状だ」と語った。
2日の切り花の日農平均価格は、平年比13%安で過去5年で最も安くなっている。日農平均価格下げは、5営業日連続で、特にバラ、ユリ、謝恩会で人気のガーベラやスイートピーが販売不振となっている。