コロナ関連で医師の投稿が炎上 「火葬場がいつもの2割増しくらい忙しい」は本当か検証した

「火葬場が2割増しくらいで忙しい」といった内容を投稿した医師が炎上。真実はいかに…

2020/03/18 19:20


医者 ケータイ
(Halfpoint/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

先日は、トイレットペーパーデマを流した本人の勤務先が謝罪に追い込まれ、しばらく職場の電話がつながらない事態に陥った。そんな中、東京都の内科医のツイッター投稿が、物議を醸している。

しらべぇ取材班は、その内容が真実かどうか、関係各所から詳しく話を聞いた。



■このような時期での投稿が波紋

内科医は、ツイッターに「火葬場がいつもの2割増しくらいで忙しいと聞きました。何故でしょうね?」と投稿。この投稿が波紋を呼び、またたく間に炎上。

その後、「建設的な話にならなかったので、ツイートを削除しました」と投稿した。返信欄には、「デマを流すな」などの厳しい意見が。また、葬儀業者の社長が、「原発の時と同じデマです」と反応。果たして本当に火葬場が忙しくなっているのだろうか。


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■東京都は例年並みの件数

東京都瑞江葬儀所(江戸川区)を管轄する、東京都建設局公園緑地部霊園担当者は、「3月1日から3月18日までの瑞江葬儀所での火葬件数は、380件で、昨年と変わらない」と述べた。

また、2018年度の年間件数は、7,740件。2017年度が、7,810件でほぼ変わらないとのこと。立川聖苑(立川市)の担当者は、「3月も、年間も微増程度で、20%増はあり得ない」と断言。それでは、全国各地の件数はどうか。

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