さくらももこさん、幻の卒業ソング公開へ 新型コロナ影響受け関係者が決断
『ちびまる子ちゃん』などで知られる漫画家・さくらももこさんが作詞を手掛けた幻の卒業ソング『春のうた』が、期間限定で公開されることが決定
19日、LINE株式会社は、『ちびまる子ちゃん』などの作品で知られる漫画家・さくらももこさんが作詞を手掛けた、幻の楽曲『春のうた』を、LINEBLOG内で期間限定で公開することを発表した。
■2015年に制作された幻の卒業ソング
人生の節目を大切に、そしてお祝いすることが好きだったというさくらさん。2015年に「卒業式や卒業シーズンにみんなで歌える曲を」と、さくらさんが作詞を手掛け、作曲家の山崎燿氏と歌手・けこりとともに制作したのが、『春のうた』だった。
正式なリリースはされておらず「幻の名曲」となったが、さくらさんの優しさやあたたかさが込められた曲として、多くの関係者の心に残っていたという。
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■卒業式の縮小受け公開を決断
さくらさんが逝去してから2度目の春を迎える今年、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、全国の卒業式・卒園式が中止や規模縮小を余儀なくされている。
そうした事態を受けて、曲の存在を知る関係者が、卒業する人々へのお祝いとして卒業シーズンに『春のうた』を公開することを決めたという。
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■聴く人の心をあたたかく包む
「さくらが舞い散る中で 僕らは出会った」という歌詞から始まり、学校時代の思い出や感謝がつづられている『春のうた』は、聴く人の心をあたたかに包む4分27秒の卒業ソング。
さくらさんは制作中に「卒業式で歌う曲をずっと作ってみたかった。みんなが歌う定番の曲になってもらえたら、すごく嬉しい、でも、みんなが歌ってくれたりしたら泣いちゃうな」とも話していたという。
『春のうた』は、LINE BLOG内『さくらももこのオフィシャルブログ』から聴くことができ、本日3月19日(木)から、24日(火)までの限定公開となる。
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(文/しらべぇ編集部・越野 真由香)