霜降り明星はなぜ「第7世代」のリーダーなのか 明石家さんまにも食らいつくせいやの力量
「お笑い第7世代」の勢いがなぜすごいのか。霜降り明星のとくにせいやのポテンシャルを中心に分析。
現在、TVでは「お笑い第7世代」の活躍がめざましい。そのリーダー格とされているのが霜降り明星だ。霜降りはどこがすごいのだろうか。
■「お笑い第7世代」
「お笑い第7世代」とは、霜降りのせいやが言い出したことで、現在の20代の主にお笑いの若手を指し、それらでまとまっていこうとするもの。霜降りの他に、宮下草薙や四千頭身、ゆりやんレトリィバァらが該当する。
とくに霜降りは、2018年の『M-1グランプリ』を優勝し、ツッコミの粗品は2019年の『R-1ぐらんぷり』にも優勝しているのだ。宮下草薙もテレビ朝日の名物プロデューサー加地倫三Pの『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』などを中心に引っ張りだこ。
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■霜降り明星はなおも過小評価
ウェブ上では、宮下草薙のとくに草薙航基が人気だ。しかし、それは幾分ネットらしい陰キャびいき感や正統派嫌い感があるだろう。あるいは加地Pの番組で草薙が重用されていることの影響力の大きさかもしれない。
いずれにせよ確かに宮下草薙、とくに草薙も実力派であるには違いない。しかし宮下草薙以上に霜降りの実力に目を見張るものがあることを過小評価している視聴者が多いのではないだろうか。
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■業界評価の高い霜降り
現代のお笑いの世界はこれまで理想的にはかなり啓蒙主義的に、つまり面白さの革新を視聴者に見せ、感化していくある種の芸術的な歴史であった。一方で、近年確かに権力的な押し付けも感じられる。
そのような中、霜降りは栄光のお笑いの時代を復活させるべく期待され、4月からもレギュラー本数を大幅に増やす。