新型コロナ影響で大打撃の春服 大阪の古着屋の「粋な提案」に称賛相次ぐ
大阪の古着屋が打ち出した企画が、ファッションマニアからの注目を集めているようだ。
我々日本人は古来より、「儚さ」に美しさを見出してきた民族。ひっそりと消えていく線香花火や、たった1週間を懸命に生きる蝉の姿に感銘を覚えた経験はないだろうか。
しかしそんな日本人である記者(私)も、春服の旬は「いくら何でも儚すぎるのでは」と常日頃から疑問に感じていた。
■新型コロナの影響を受け…
場合によっては秋服との兼用も可能な春服だが、素材やカラーリングによっては「完全に春限定」となるアイテムも少なくない。とくに「春物コート」は年ごとの気温に左右されることが大きく、「全然着ないまま春が終わった」という経験のある人も多いだろう。
そんなデリケートな春服は、新型コロナウイルスの影響を大きく受けているようだ。ネット上には「せっかく春服を買ったのに外出できない…」「このままだと人に会わずにスプリングコートの寿命が終わる…」など嘆きの声が多数上がっており、「1人ファッションショー」で気を紛らわせる人も多い模様。
関連記事:コロナ対策でやむなく 豪・警察が飲酒検問のアルコール呼気検査を中止
■記念すべき日に…
そんな中、大阪府・心斎橋にある古着屋『IRUSE』の打ち出したキャンペーンが注目を集めている。6日でオープンから1周年を迎えた同ショップは、記念イベントを企画していたが、新型コロナウイルスの影響を受けて店頭に用意した洋服が「ほぼそのままの在庫」で残っているという。