石川県・公立小松大学の授業開始が物議 大学は「感染拡大防止へ万全の策を講じている」
新型コロナ感染拡大の中、石川県知事の発言と大学授業開始が波紋を呼ぶ。その背景とは…
新型コロナ感染拡大が各地で止まらない中、石川県知事の発言と公立小松大学の授業開始が、波紋を呼んでいる。しらべぇ取材班は、大学の理事に詳しく話を聞いた。
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■知事からの自粛の呼びかけなし
石川県の人口10万人あたりの新型コロナ感染者数は、5.8人で、大阪の5.9人(ともに8日現在)とほぼ同じ数値を示している。
そんな状況の中、石川県の谷本正憲知事は9日、緊急事態宣言対象地域から県内への人の流入について、「交流を増やすのは地域を活性化させる」と述べ、自粛を呼びかける考えはないことを明らかにした。
また、石川県小松市にある公立小松大学が、授業を開始。このような事態に、「いったい石川県は大丈夫なのか?」といった声がSNS上で多くあがっている。
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■ホテルの大ホールを利用
小松大学は開学3年目で、国際文化交流学部など3学部を有する学生数560人の公立大学。理事の千葉氏によると、8日に授業を開始したが、現在は履修登録をするために、各科目で授業計画などの説明を行っているとこのと。
新型コロナ感染拡大防止のため、大学内の教室に多くの学生が集まり過ぎないように、近くのホテルの大ホールを借りているそう。1科目につき、多くて120名程度が集まることが予想されているが、そういった人気科目は、ホテルの大ホールを使用するように振り分けているという。