『スッキリ』近藤春菜、安倍首相のコラボ動画に苦言 「この発信ではない」
『スッキリ』星野源の「うちで踊ろう」とコラボした安倍晋三首相の動画が賛否。コラボしたひとりである近藤春菜も、動画を見て感じた違和感を口にした。
ハリセンボンの近藤春菜が、13日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。安倍晋三首相がシンガーソングライターである星野源が公開した楽曲「うちで踊ろう」のコラボ動画を投稿したことについて疑問を呈した。
■「立場」を考えてコラボ
星野がきっかけで始まっていった「うちで踊ろう」の動画だが、近藤は「星野さんは、役者と歌手という立場から、『自分がどういう発信できるか』の役目を感じていて、影響力も十分理解されたうえでこういった発信されている。ここでコラボさせてもらうには『自分の立場からどういうことができるだろう』って思いながら発信している」とコメント。
近藤もタレントの友近と一緒になって動画とコラボしたひとりだが、「芸人という立場から、この歌と一緒に笑ってもらいながら、でも『うちにいよう』ってメッセージを発信できるかな」と悩みながら実行に移したという。
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■「この発信ではない」と苦言
SNS上で賛否を呼んでいる安倍首相の動画について、近藤は「安倍首相は立場的には一国のトップであるわけで、トップの立場とか役割を考えたときに国民を喜ばせたり安心させたりするのはこの発信ではないなって。みんな立場を考えながら発信させてもらっていたので、これちょっと違うなって。補償であったりとかそういう発信をすることで、トップは国民を安心させられる」と苦言を呈した。
これを受け、MCの加藤浩次も「首相周りがちょっとズレてるなって思うんですけど、やり方が…」と同調。スタジオでも否定的な声が数多くあがった。
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■SNSの反応は…
立場や影響力を考えたうえで発信方法を考えるべきと主張した近藤。意見を受け、SNS上では「とっても素敵な意見」「思ってたけど言葉にするって難しくて、春菜の言ってたことズバリだと感じた!」「ものすごく的確なコメント」と共感の声が続出する。一方で、近藤の意見に「今すべき批判てそれ?」「批判はもうたくさん」といった声もみられた。
今回の安倍首相のコラボ動画に厳しいコメントをした近藤と加藤だが、芸人という「人に笑いを届ける」プロとして、納得のいかない思いがあったのかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)