「ランナー大量発生」と指摘された都内人気スポット 週末の実態は…
緊急事態宣言のなか、ランナーが大量発生していると言われる世田谷公園、多摩川河川敷を取材した結果…。
緊急事態宣言が延長となり、3密を回避した行動が引き続き求められる昨今だが、野外での散歩やランニングは、ソーシャルディスタンスを意識するなど、感染対策へ配慮したうえで認められている。
しかし、ランニングスポットの少ない都心では、公園や河川敷にランナーが集まることになり、ネット上では「密になっている」「ランナーが大量発生している」との声もあがっていた。
緊急事態宣言が解除されていれば、最初の週末になった先週末。果たして現場はどうなっているのか。この記事では今月10日に行なった現地取材の様子を報じる。
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■閑散とする二子玉川
10日15時頃、記者が訪れたのは多摩川沿い。関東圏を代表する河川敷であり、ランナーだけでなくサイクリストも多く集まる場所だ。
河川敷前に二子玉川駅に足を運ぶと、ご覧の通りの閑散具合。商業施設「二子玉川ライズ」が休業延長となり、この近辺に住んでいる記者の体感では普段の50分の1程度の通行量にも感じた。
では、問題の河川敷はどうかと言うと……。
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■8割程度のランナーがマスク
それなりに人はいるものの、普段と比べればかなり少ない印象。川崎市多摩川緑地バーベキュー広場が閉場となっているため、例年この時期から多く見られるBBQ客の姿は皆無で、特有の焼き肉臭もしない。
ランナーに限定するとやはり普段より少ない印象。1分あたり5人程度前を通過していくが、暑いなか、8割程度の人がマスクやバンダナ、ネックゲイターで口元を覆っていた。
一方で、小中学生と思われる一団の中にはマスクをしないまま、ボール遊びに興じている子供たちも。今までならごく普通の光景だが、マスクを着用する人のほうが多い今の状況では逆に目立つと言わざるを得なかった。