深刻な献血不足 万全なコロナ対策の中で「献血ルームから消えたモノ」
新型コロナウイルスの影響を受け、献血者が激減しているという。そんな中、献血ルームのコロナ対策を取材した。
現在、新型コロナウイルスに対する不安を抱える人が多いためか、献血者の数が激減しているという。そこで今回、記者(私)は実際に献血ルームに行き、現状を取材した。
■献血ルームのコロナ対策は…
記者は都内近郊の献血ルームに向かった。施設内には人の数は少なく、職員の人数の多さのほうが目立った。どうやら、献血者数が減っているという話は本当のようだ。
施設入口では、献血者の体温計測と、マスクの着用を徹底。また、ビニールカーテンが設置されていたり、常に窓を開けた状態にしたり、無駄な待ち時間を減らすために予約制にしたりと「密」にならないようにする工夫を感じた。
職員がマスクや手袋を装着しているのはもちろんのこと、テーブル等の備品の小まめな消毒を実施しているようだ。
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■漫画が閲覧禁止に
記者は献血が「好き」というわけではないものの、たびたび協力を行なってきた。というのも、献血ルームでは、漫画・雑誌が充実していたり、飲み物やお菓子の食べ放題などのサービスが行なわれていることが多い。空き時間に献血をしつつ、漫画を読むことが記者の楽しみだったのだ。
今回も、献血の待ち時間で漫画を読もうとしたところ、そこには予想外の光景が広がっていた。献血ルーム内のすべての本棚に「封」がされており、テープには「閲覧禁止」の文字があったのだ。